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教養講座
 
漱石の漢詩と近代:初期(洋行以前)の作を中心に
 
(チラシ用画像) 黒田眞美子
元法政大学教授
(講師顔)
 漱石は、二百首を超える漢詩を詠みました。それも近代を代表すると言って過言ではない詩篇を。近代化を急ぐ時代の波に翻弄されながら、なぜ漢詩創作が可能になったのでしょうか。本講座では、洋行以前の作を対象に、時代状況をも勘案しながら、その特質と魅力を考察します。多くの作は、子規との交遊から生まれました。二人の友情の深さにも触れながら、小説とは異なる観点から、若き漱石の真情を明らかにします。(画像は県立神奈川近代文学館提供。禁複製。)

 【講座コード】 200205
 【金額】 17,400円(友の会会員15,660円)
 【持ち物】 
 【講座期間・曜日】 2020年2月13日〜2020年4月23日 第2・第4木曜日

【カリキュラム】
第一回2020年2月13日木曜日15:00〜16:30教室:7階会議室(大)序論として漱石の漢詩創作の所以および時代背景について概説。
第二回2020年2月27日木曜日15:00〜16:30教室:7階会議室(大)洋行前の第1期10年間76首の特質を3期に分けて概説。子規との交友にも言及する。
第三回2020年3月12日木曜日15:00〜16:30教室:7階会議室(大)漢詩の基礎知識や工具書などについて解説。さらに学生時代の房総紀行詩「木屑録」を中心に、その特質や魅力を明らかにする。
第四回2020年3月26日木曜日15:00〜16:30教室:7階会議室(大)一高卒業後の箱根への紀行詩「函山雑咏」を対象に、叙景表現を中心として味読する。
第五回2020年4月9日木曜日15:00〜16:30教室:7階会議室(大)初めて社会人として世に出た松山時代の作には、新しい詩境が認められる。それが如何なるものかを考察する。
第六回2020年4月23日木曜日15:00〜16:30教室:7階会議室(大)熊本五高時代の作について、『草枕』との関わりを勘案しながら、新たな世界の展開に論及する。

 

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